今となってはとてもアナログな手段になってしまった「手紙」
けれど私は、昔ながらのこの伝達手段がとても好きです。
何の前触れもなく、ふと自分に宛てて送られた心のこもった手紙を受け取った時の嬉しさと言ったらありません。
それを書くために使ってくれた時間、選んでくれた便箋、綴られた言葉たち。すべてに幸せを感じます。
そして自分が誰かに手紙を書く時も、その人のことを想って便箋を選び、シールを選び、できるだけ丁寧な文字を手で書くのです。そこに費やす時間の、なんて幸せで贅沢なことか。

平安時代の昔には、文や和歌を花の枝などに結んで、それにさえ意味を持たせてやり取りをしたと聞きます。
そんな時代に比べれば随分と簡素にはなってしまったけれど。
それでもやっぱり、手紙は心を伝えるとても素敵なものだと思うのです。

ポストや手紙に関わる作品を集めてみました。