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胸が痛くなる夕焼け空

 今日の帰り道、とってもきれいな夕焼けを見ました。

淡い青の色がだんだんと濃くなって、明るい黄色がかったオレンジに色づいた空を、徐々に徐々に地平線の方へと下がらせていくように降りてくる青。

セルリアンブルーを水で溶かしたような色から、少しずつ少しずつ藍色に染め上げて行くような。ふと気づけば、糸のように細い細い月が出ていました。大きな雲がオレンジに染まりながら在るのをずっと見ていたのに、そのすぐ上に、気が付いたら居てました。

見えてるはずだったのに、空が暗くなってくるまでは見えなかったんだね。


 きれいな夕焼け空を見ると、いつもなんだか胸がぎゅっと締め付けられるような感覚になります。すごく綺麗で、美しくて、そこへ行きたいと思う。

 ずっとずっと見ていたくて、時間がある時はおひさまが沈んで、藍色の夜になるまで見つめてしまう。夕焼けは大好きです。


 朝焼けは、実家も今いる場所も東の空が見えないので、あんまり見たことがありません。

でも、朝焼けを見るといつもとっても清々しい気持ちになったのを思い出します。

仕事で、人の本当に少ない電車のホームで朝焼けを見ながら電車を待っている時、ああ、綺麗だなあ、今日も一日頑張ろう~って思ったのを思い出します。とっても眠たかったんですけど(苦笑)前日まで、仕事あっさはや―――!ヤダー!って思ってたくせに。


 電車や歩いている時、私はいつも空が見える場所を探してる気がします。

すれ違うひとや、乗り合わせた人は全然空なんか見てなくて、端末やおしゃべりに夢中になっているように見える事が多いけれど。

 毎日こんなにキレイなものがただで見れるのに、勿体ないなあ、という気持ちと。

 きっとこの人たちは私が空を想うのと同じくらい大切にしてる何か別のものがあるんだろうな、という多様性を想う気持ちが湧いてきます。

 だけど私は、一緒に空を見上げてるような人の方がきっと合うんだろうな、とこっそり思いながら。


 この前、すごく綺麗な夏の入道雲を見ました。

わあ、すごい、って見上げてたら、前を行く自転車のおじさんがそれを停めて、スマホで空を撮ってました。

 なんだかとってもほっこり嬉しかったな。

 

 それから、私が空を見上げていたら、信号待ちで隣に並んだ女の子が、?って感じで空を見上げて。おかーさん、空がすっごく綺麗だよ!って隣にいたお母さんと思しき女性に行ってる声が聞こえてきて。なんだか幸せな気持ちになったりしました。


 空はいいぞ。

 もっともっと見つめていたいな。

 綺麗な空を、胸が痛くなるような空を描き上げたいな、いつか。

 ほんの小さな願いを持って、今日も一生懸命、今日の空を記憶しようと頑張りました。

 空が大好きです。

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